
組織づくりをリードする2人が選んだ、組織と文化をデザインするための6冊
こんにちは。ビズリーチ事業部で企業さま向けのWebサイトの改善を行なっています松永です。 今回は、株式会社ビズリーチのCDO(Chief Design Officer)を務める田中裕一、Visionalのデザイン組織にお […]
こんにちは。2020年に新卒入社し、ビズリーチ事業部でプロダクトのUIデザインを担当している松永です。
今回はデザイナーを目指す学生の方や、春からデザイナーとして働く方に向けて、2020年に入社した新卒デザイナーが成長するヒントとなった本を紹介します。
私自身、入社して10ヶ月が経ちますが、毎日挑戦と失敗の繰り返しで学びの多い日々を送っています。
取り上げる本はどれも、私たち新卒デザイナーが業務を通じて、疑問を持ったときや、社会人としてどうあるべきかを模索するなかで、「読んでよかった!」「勉強になった!」と感じた本です。ぜひ、ご覧ください。
Robin Williams 著, 米谷テツヤ, 小原司 監修・訳, 吉川典秀 訳 / マイナビ出版 / 2016.9.20 発売
デザインにおける4つの基本原則など、デザインの基礎中の基礎がこの1冊に詰まっています。
配属してすぐに「守破離」という言葉を教えてもらいました。私なりの解釈ですが、デザインの「守破離」とは、「守」は基本を徹底的に真似ること。「破」は守をしたうえで他人の手法を研究し、アウトプットすること。「離」は自分でアレンジして新しいものを作り上げることです。
まずは基本を徹底的に真似ることが大事な駆け出しのデザイナーや、これからデザイナーを目指す方に最初に読んでいただきたい1冊です。
(デザイナー:松永 こころ)
スティーブ・クルーグ 著 , 福田 篤人 訳 / ビー・エヌ・エヌ新社 / 2016.6.24 発売
「ユーザーのことを考え抜いたデザインってなんだろう?」「ユーザのことを考え抜くってどういうことだろう?」という疑問を解決するヒントが書かれた本でした。
この本では、ユーザーが何を考えて行動するかが説明してあり、ユーザー特性をどう活かしてWebデザインを作るべきかが書かれています。ユーザーの思考や行動と、デザインを制作する過程が同時に説明してあり、両方の関係を理解しやすい1冊でした。
(デザイナー:松永 こころ)
岩瀬 大輔 著 / ダイヤモンド社 / 2011.5.19 発売
新型コロナウイルス感染拡大により、リモートワークが続いた社会人1年目でした。研修は全てオンライン、配属が決まっても数える程しか出社できず、デザイナー以前に社会人としてどうあるべきか悩んだときに手にした本です。
対面で先輩の仕事の進め方や振る舞いから学ぶことができず、「報連相では何を伝えたらいいんだろう」「質問の仕方はあっていたかな」と小さな不安を抱えていました。そんな社会人1年目ならではの不安や疑問を解消してくれる、まさに教科書的な本です。
(デザイナー:松永 こころ)
渡辺 健介 著 / ダイヤモンド社 / 2007.6.28 発売
この本は、節目節目で行動を振り返るときに役立ちました。毎日さまざまなことを学び、自分には足りない力や課題に気付かされます。その1つが内省する力でした。
「ものごとの原因を分解して、正確に理解し、効果的な打ち手を考える。それを次の行動につなげる」当たり前のようで、習慣がなければ無意識にはできないことを、この本で具体的な行動にうつせました。
著者の渡辺健介さんの本では、『自分の答えのつくりかた』『世界一やさしい右脳型問題解決の授業』という本もおすすめです。
(デザイナー:三田 枝見)
ソシオメディア株式会社 , 上野 学 , 藤井 幸多 著 / 技術評論社 / 2020.6.5 発売
配属されてすぐの頃、上長に薦めていただき読みました。
それまで感覚的にしていたUIの情報設計は、「オブジェクト指向」や「タスク指向」の考え方で設計されていると知り、実際にプロダクトを触ったり、作ったりするときの見方や考え方が大きく変わりました。このオブジェクト指向UI(OOUI)の考え方は、実際に仕事でUIの情報設計をする際にも活用しています。
読了後も、先輩とOOUIのトレーニングをしており、何度も読んで手を動かしながら学べる1冊です。
(デザイナー:三田 枝見)
水野 学 著 / 朝日新聞出版 / 2014.4.18 発売
この本は、「センスとは何なのか」「センスがよくなるために必要なことは何か」といった抽象的な内容をわかりやすく言語化、説明しています。
私は一般大学出身ということもあり、得体のしれない「センス」ということばに勝手に恐怖心を持ち、自分のセンスに自信が持てませんでした。この本を読み「センス」を正しく理解することで、取るべき行動やデザイナーとしてできるようになりたいことがどんどん増えました。
「センス」ということばに悩む方に読んでもらいたい1冊です。
(デザイナー:三田 枝見)