
組織づくりをリードする2人が選んだ、組織と文化をデザインするための6冊
こんにちは。ビズリーチ事業部で企業さま向けのWebサイトの改善を行なっています松永です。 今回は、株式会社ビズリーチのCDO(Chief Design Officer)を務める田中裕一、Visionalのデザイン組織にお […]
ビズリーチではデザイン戦略推進の一環として、デザイナーが仕事を通じて成長できる機会と環境を企業として提供する、さまざまな取り組みをおこなっています。
そのうちのひとつとして、社員のリクエストをもとに書籍を購入し、質の高いインプットの機会をサポートする「クリエイティブ図書館」を設置しています。
この「クリエイティブ図書館 企画展」では、毎月ひとつのテーマにそって書籍を紹介します。
今回のテーマは『レイアウトデザイン』です。気になる書籍があれば、ぜひチェックしてみてくださいね。
レイアウトは、デザインの骨組みにあたる部分です。みなさんはレイアウトを考えるときどんなことを意識していますか?
オブジェクトをきれいに配置することも大事ですが、優れたレイアウトは、視線の誘導や余白の使い方などの手法を用いて組み立てられています。
今回の企画展は「デザインにおけるレイアウト」を軸に、基本的なレイアウトの考え方や読みやすいタイポグラフィなど、レイアウトに関する本を集めました。
私たちデザイナーが日々向き合うレイアウトについて、改めて気づきを得るきっかけとなれば幸いです。
(クリエイティブ図書館司書:野田 美紗子)
株式会社フレア 著 / エムディエヌコーポレーション / 2015.7.27 発売
35種類のレイアウト手法が、目次にピクトグラムで表記されています。
レイアウトで迷った際も、目的にあったレイアウトをピンポイントに探せる本です。豊富な手法や、効果的なレイアウトの実例が紹介されており、基本が身につけられる一冊です!
(デザイナー:土居 若奈)
ingectar-e 著 / ソシム / 2019.2.20 発売
「フォント選びで迷って、デザインが決まらない。」そんな経験はありませんか?この本では、悪くないけどおしゃれではない例と、フォントの使い方やレイアウトを改善したOK例を比較して、フォントの知識やシーンに合わせたフォントを選ぶコツを学ぶことができます。
たくさんの使用例が掲載されており、フォントのセンスを鍛えることができる一冊です。
(デザイナー:土居 若奈)
エビスコム 著 / マイナビ出版 / 2018.6.15 発売
レイアウトはグラフィックデザインだけでなく、Webデザインでも大切な要素です。この本では、作例からCSSグリッドを使ったレスポンシブなWebデザインを学ぶことができます。
グリッドを活かして要素を整列するという手法を学ぶだけでなく、CSSグリッドの登場で起きたWebデザインの変化についても知ることができる一冊です。
(プロダクトデザイナー:田頭 菜々美)
大里 浩二 監修, MdN編集部 編集 / エムディエヌコーポレーション / 2019.10.1 発売
レイアウトのテクニックと、レイアウトの要素となる文字、写真、図版、配色を章立て紹介しています。「ひと目見ただけでわかる」をコンセプトに、シンプルでわかりやすいデザインサンプルや概念図を駆使した誌面で、直感的にレイアウトのルールが理解できます。
(プロダクトデザイナー:田頭 菜々美)
サイラス・ハイスミス 著, 小林章 監修 /グラフィック社/ 2014.1.9 発売
この本では、解説にイラストが用いられており、分かりやすく体系的に欧文タイポグラフィの知識を得ることができます。デジタルの文字を扱うことが多くなってきていますが、活版印刷の概念を知ると行間や字間を調整するときに新しい視座を持てるかもしれません。
文字の多いレイアウトを組むときにも参考にできる一冊です。
(プロダクトデザイナー:野田 美紗子)
関口 裕, 内藤 タカヒコ, 長井 美樹, 佐々木 剛士, 鈴木 貴子, 市川 水緒 著 / エムディエヌコーポレーション / 2017.4.18 発売
この本では「にぎやかな」「なめらかな」という抽象的なワードから、ロジカルにレイアウトを決めるアプローチが紹介されています。
「自分が作ったレイアウトがどうしてもしっくり来ない」というときに、この本に掲載されている例を参考にすることで、伝えたかったイメージを表現する最適なレイアウトのヒントが得られるかもしれません。
(プロダクトデザイナー:野田 美紗子)
米倉 明男, 生田 信一, 青柳千郷(ベーコン) 著 / SBクリエイティブ / 2019.2.23 発売
レイアウトに対する「なんとなく」の意識を言語化できる一冊です。
同じ素材、パーツでもレイアウトが変われば、デザインの印象はがらりと変わります。レイアウトの良い事例だけでなく悪い事例も紹介されており、感覚で判断していた良いレイアウトと悪いレイアウトの言語化にも役立ちそうです。
(プロダクトデザイナー:野田 美紗子)
次回の本棚もぜひお楽しみに。