
デザインの品質を定量化する「コミュニケーションデザイン評価モデル」
株式会社ビズリーチにて、コミュニケーションデザイン部の部長を務めます三井です。 コミュニケーションデザイン部では、デザインの観点を定義し、デザイン品質を定量化する「コミュニケーション評価モデル」を運用しています。今回はコ […]
こんにちは。デザイナーの戸谷です。
「ビズリーチで働くデザイナーの、とある一日。」第3回目は、コミュニケーションデザイン室で広告クリエイティブなどの制作を担当する櫻井あずみをご紹介します!
ちなみに、これまでの記事はこちら。気になる方は、あわせてご覧くださいね。
名前 | 櫻井あずみ | |
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社会人歴 | 3年目 | |
ビズリーチ勤務歴 | 3年目 | |
携わっている事業、プロジェクト | 「ビズリーチ」、「HRMOS採用」 (旧:HRMOS採用管理)の広告クリエイティブ制作 | |
好きなキャラクター | ぺんちゃん |
ここからは、櫻井のある日のスケジュールを、写真を交えてご紹介します。
制作のためにまとまった時間をとれるように、一日のスケジュールややるべきことを確認。今日は、営業同行やマーケティングチームとのミーティングが多そうです。
ビズリーチや HRMOS は、企業の人事担当者にご利用いただくサービスです。一般的な BtoC サービスに比べると、私たちデザイナーが普段の生活のなかで利用する機会は多くありません。そのため、UI や UX に携わるデザイナーに限らず、広告や営業資料を制作するコミュニケーションデザイナーも、営業同行などでターゲットユーザーとなる人事担当者の生の声を聞く機会を設けています。
今回は、HRMOS の営業資料を制作するための現状把握を目的に、同行するとのこと。現状の資料がどのように活用され、お客様の課題がどこにあるのか多くのことがわかり、実りあるものになったようです。
こんな感じでメモを取るんです、と再現してくれました
HRMOS の営業メンバーに、デザイナーとの同行について聞いてみました。
昨年、お客様により価値が伝わる提案を行うため、営業資料をリニューアルするプロジェクトが発足しました。その際に、正しくお客様のニーズや事業について理解したいと、デザイナーから営業同行を提案されました。
資料を作るにあたって、市場やお客様、サービスのことはもちろん、資料を使って提案する私たちを徹底的に理解しようとする姿勢にとても感銘を受け、ありがたいと感じました。一緒にお客様のお話を伺ったことで、私たちの言葉や視点では伝えられなかったことを、巧みに言語化や図解してくれたのは、最もよかった点ですね。
まったくないですね。お客様に同席の経緯を伝えると、むしろ感心していただけました。
チームのメンバーや同期と、仕事以外のコミュニケーションをとることも大切にしています。オフィスのある渋谷は新しいお店がよくできるため、最新のお店をチェックするようにしています。最近美味しかったのは、青山方面にあるクラフトビールバーでランチ提供している「バオ(中華まんの一種)」だそうです。
マーケティングチームと、コミュニケーションデザイン室のデザイナーが全員参加する定例ミーティングです。オンライン広告の配信結果の共有を受けて改善提案をしたり、毎月制作するマーケティング施策の方向性を議論したりします。
ミーティングで決まった方向性をもとに、マーケティングチームのメンバーと2人1組になって、具体的なクリエイティブに落とし込んでいきます。ビズリーチでは広告クリエイティブを制作する際に「クリエイティブブリーフ」を作成しており、ここにもマーケティング視点を取り入れながら作成していきます。新しい訴求の目的、ターゲット、インサイト、プロポジションなどをまとめました。
景色のよいミーティングスペースがお気に入りとのこと
バディを組むマーケティングチームのメンバーから、進め方について話を聞いてみました。
以前から、マーケターとデザイナーで話し合い、広告訴求を作る取り組みはありました。しかし、関わる人数が増えて、制作や意思決定が遅くなったり、各自の当事者意識が薄れてしまうといった問題が起こり始めました。結果として、広告を作ってもその後の改善につながらずに、1回作って良かったね、悪かったねで終わりになってしまい、ノウハウもたまらない、という残念なことが発生していました。
せっかくやるなら、マーケターもデザイナーもモチベーション高く、主体性をもって本気でコミットすることで、訴求開発のスピードアップや作った広告の自発的な改善が、自然と起こるような仕組みにしたい。そうすれば、結果的にノウハウがたまっていくなど、メリットがあるのではと思いました。
担当する施策や領域が明確になり、以前よりも主体性や熱量が増したように感じます。それぞれの強みを生かしてテンポよく訴求開発が出来るようになったのも、良かった点ですね。これは、狙い通りでした。
一方で、属人化とまではいきませんが、自分たちのコミットが強まるほど、他のバディたちへの興味関心が薄れてしまいがちだなということは感じています。どうしても自分たちが作った訴求だけに意識が向きがちになり、互いに興味をもち、ノウハウを共有するところは、今後の課題ですね。
訴求開発の、マイルストーンになっていると思います。議論を重ねたり、コピーライティングを考えるなかで、当初のターゲットやインサイトから無意識にずれた方向に進んでしまったときに、きちんとクリエイエティブブリーフに立ち返って、自分たちで方向修正ができています。こういうツールがあるのは、助かります。
クリエイティブブリーフについては、こちらの記事でもご紹介しています。ご興味あれば、ご覧ください。
個々に関わっているプロジェクトをデザイナー間で共有し、互いのクリエイティブについてレビューをしあう会です。毎日同じ時間と場所を確保しており、レビューしてほしいことがあれば、この場で意見交換できるようにしています。
レビュースペースが活躍します。オフィスデザインについての記事はこちら
Slack 上のデザイナー同士の情報交換チャンネルを見たり、雑談をしたりして休憩します。コンビニにお菓子を買いに行くことも。甘いものよりは、おせんべいが好きだそう。
話し合った内容やもらったレビューをもとに、ワイヤーフレームやビジュアルの修正を行いました。ミーティングが重なる日でも、「クリエイターズタイム(1日4時間、会議などをブロックし作業に集中できる時間)」などの制度を利用して、制作の時間を確保するようにしています。
帰り際、先輩と会社近くのたこ焼き屋で立ち呑みをすることも。周囲とのコミュニケーションを大切にして、はたらいている様子を感じることができました。
第3回の、「デザイナーの、とある一日。」はいかがでしたか?
ビズリーチのデザイナー、フロントエンドエンジニアのワークスタイルは千差万別です。今回ご紹介した櫻井はコミュニケーションデザインに取り組むデザイナー。これまで紹介したデザイナーやフロントエンドエンジニアとは違った一面を見ることができました。
次回もまた違ったワークスタイルのメンバーをご紹介しますので、お楽しみに!
※2019年6月14日に「HRMOS採用管理」は正式名称を「HRMOS採用」に変更しました。