
企業の進化に変化をもたらす「融ける“デザインのチカラ”」
“Design is too important to be left to designers.” —— デザインはデザイナーだけに任せるには重要すぎる 「口紅から機関車まで」さまざまなデザインを手がけたレイモンド・ […]
こんにちは。即戦力人材と企業をつなぐ転職サイト「ビズリーチ」のデザイナーをしています、新卒の林田です。
今回は、株式会社ビズリーチがデザイナーを対象に行なっている「著作権」に関する取り組みをご紹介します。
なんとなく堅苦しく、難しくとらえられがちな「著作権」ですが、身近に感じるきっかけとなれば幸いです。
後ほど詳しく説明しますが、ビズリーチでは昨年から、デザイナー研修に著作権保護に関する講座を追加するなど、著作権保護の取り組みを強化しています。
その理由は大きく2つあります。一つ目は「身を守るため」、二つ目は「生産性向上のため」です。
おかげさまで、ビズリーチという会社を認知していただけることが増えてきました。それに伴いデザイナー組織も大きくなり、アウトプットの数も増えてきています。
そんな中で、会社としてのアウトプットを担う私たちデザイナーが、著作権侵害に当たるものを世の中に公開してしまったらどうなるでしょう?
会社はもちろん、お客様、株主やお取引先の皆様など、多くのステークホルダーに大きな損害を与える危険性があります。
ビズリーチの法務部では、デザイナーに限らず、あらゆる部門のアウトプットに対し、著作権に関するチェックを行っています。
ですが、基本的なことはデザイナー自身で気づき、判断できるようになれば法務部の確認を待たずともアウトプットを出せるようになり、生産性向上に繋がります。
その結果、スピード感を持ってたくさんの施策を回すことができるようになり、会社の成長にも繋げることができると考えています。
以上、二つの点から、ビズリーチでは著作権保護の取り組みを強化しています。
ビズリーチでは昨年「デザインの力を高める年」と銘打って、デザイン戦略の取り組みを開始しました。「デザイナーが仕事を通じて成長できる機会と環境を、企業として約束する。」という考えのもと、さまざまな取り組みを行なっています。
詳しくは下記をご覧ください。
次世代のデザイナーを輩出する育成の仕組みは日本でつくれるのか?
そのなかで、17年度の新卒デザイナー6人に対して3ヶ月に及ぶデザイナー研修が行われ、プログラムの一つとして著作権講座も行われました。
著作権保護に関する講座の様子
また、講座を受けるだけでなく、1人1人に「ビジネス著作権検定」の公式テキストと受験票が配布されました。検定試験を受けるまでを研修の一環とし、8月の現場配属後も、業務の合間で著作権の学習を続け、検定を受験しました。
配布テキスト:ビジネス著作権検定 公式テキスト[初級・上級]
さらには、この取り組みを新卒だけに留めず、中途入社のデザイナー全員にも展開することで、全デザイナーの著作権に対する意識を高めました。
著作権保護の学習を通じて「著作権を侵害してしまうと、会社やその周囲の方々にも大きな影響を与えてしまう」という危機感を感じ、より一層著作権について意識しながら業務をすすめなければと考えるようになりました。
「デザイナーは最後の砦」、よく耳にする言葉です。
会社としてのアウトプットを担っているという責任と自覚を持ちながら、これからの業務にも取り組んでいきたいと思います。
内容の正確性を担保するため、記事の一部を変更させていただきました。