
事業を前に進めるための、具現化のチカラ
この記事は、2023年5月10日に「Assured Tech Blog」にて公開された記事の転載です。 こんにちは、Assured 事業部デザイナーの戸谷です。 事業推進において、プロダクト開発の次の一手をどうするか?を […]
はじめまして、ビズリーチ事業部フロントエンドエンジニアの小枝です。
私はここ一年で、多くの方が抱えているであろう「どのフロントエンドのフレームワークを利用すればベストなのかわからない」
といった悩みにぶつかりました。
その中で悩んだこと、そして得られた成功体験について、記事として共有させていただき、
みなさまの導入障壁を下げる助けになれればと思っています。
昨今は素晴らしいフロントエンドのフレームワーク、ライブラリが数々存在しています。
その中で、時流にのって「これ!」というものを選ぶのは本当に難しいことでした。
単純に『流されたくない』という個人的な感情と、『ビズリーチという会社の中で一番大きなプロダクトに対して、アーキテクチャを変えるレベルの変更をして良いものか』という不安に直面していたからです。
時流に乗ると苦労をしそう、そもそも事業課題に対してインパクトのある行為か?色々考えました。
しかし、ある時フレームワークを選定するタイミングが突然やってきました。
「選ぶべき」というよりは、「本当に選びたくなる」という言い方が正しいのかもしれません。
そしてその「選びたくなる」に至るきっかけが4つほどありました。
REST APIを効率的に利用するためには、jQueryのajaxメソッドでは無理が生じてきました。
また、ES6を利用したい、大きなプロダクトのため、型安全にしたいという想いも生まれました。
TypeScriptを利用するとしたらどのフレームワークが良いか?
前評判や、AngularJS(バージョン1)を利用したことのある経験から、
フレームワーク自体がTypeScriptで作られているAngularの利用を考え始めました。
新しい技術を取り入れる時に頭に浮かぶことは、
こんなところです。全体最適か部分最適か、やはりプロダクトの大きさによっては
全体最適は不可能か、それに限りなく近いかもしれません。
私は「できる理由」を考えた結果、部分最適を採用しました。
具体的には、下記の場合に新アーキテクチャを適用する、という方法になります。
企業によってはとても難しい課題かもしれない本項。
ビズリーチではとてもスムーズに話が進みました。
TypeScript + Angularを導入したことによって感じられたメリットは
他にも挙げようと思うとたくさんのメリットがあります。
また、総じてみると結局は生産性の向上に繋がっています。
これまでは何時間もかけて実装、修正していたコードは比べ物にならないほど読みやすく、管理しやすくなりました。
ここまで変化が得られるとは感じていなかったため、尚の事技術を追いかけるべきだと学びました。
こういったメリットを感じたい方、更に生産性を高めて事業会社をフロントエンドドリブンでグロースさせたい方は、新しいアーキテクチャの導入を考えてみてはいかがでしょうか。
今回は最初ということもあり、きっかけやどんなことをやってきたか、といった解説になりましたが、
更に具体的にソースコードや構成を近いうちに共有させていただきます。
国内では調べてみても導入実績などを見つけづらいため、「この事業ではこんな構成でやっているのか」
という参考資料を今後お見せできるよう、頑張ります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
次回も是非、よろしくお願いいたします!